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2016-08-12紙からシステムへ在庫システム導入事例 後編

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中編は、もっと価格を抑えてシステム化をしたいと言うところで終わりました。
どのように決着をつけたか気になるところです。
後編では要件定義と見積額に合意してもらい、システム製造から納品までを書いて行きたいと思います。

7.オーバースペック

機能を列挙しましたが、お客様の口から「全部のデータを管理するデータベース」が欲しいとは言われていないのです。前編の記事にもデータベースの話はなかったはずです。
なぜ盛り込んだかと言うと、
  • 20名弱の作業者がいる
  • つまりネットワーク化しデータの同期が必要
  • ならばデータベースが必要
と考え提案しました。
お客様の考え方は
  • 20名弱の作業者がいる
  • データの同期は不要
  • 前日の最終データを翌日に展開できればよい
ともっとシンプルでした。
私の考えはオーバースペックで、お客様に不要なものを提案していたのです。
それならば、「全部のデータを管理するデータベース」から「全部のデータを自前でファイル管理」に変更してファイル管理機能を、価格を抑えて作成することにしました。
複数のユーザが一つのシステムを使用する仕組みは難しいので、意外と高価になります。
しかし、独立したシステムのファイル管理機能ならば1ユーザの事だけを考えればいいので、設計・製造共に難易度が下がり価格を抑えることができます。
また、システムのテストと紙からデータへの移行は自分たちでやるとおっしゃって頂きました。
これで、価格も当初の見積から1/3程度になりシステム化する範囲も合意していただき受注が決定しました。

8. 実際のシステム化

弊社では必要な場合アジャイル開発を行います。在庫システムもアジャイル開発で作成しました。
流れとしては、
  1. 機能がない画面を作成し、お客様にイメージをつかんでもらう
  2. 各画面に機能を入れこみ動作させる
  3. 2でイメージと違う場合修正
  4. 2と3を繰り返し仕上げていく
このような形で、常に動くものを提供し実際に触ってイメージと合うかをすり合わせながら作成しました。
製造期間は3か月でしたが、リリースは9回行いました。
アジャイル開発については、後日記事を書きたいと思います。

9.納品

アジャイル開発でお客様と意識を合わせながら作成したので、納品もすんなり行えました。
幸い大きなバグもなく、大幅な仕様変更も納品後ありませんでした。
めでたく在庫システムが完成したところで、在庫システム導入のストーリーは完結です。
次回はまとめを書きます。